桃太郎ジーンズは高い?価格に関するQ&A

ジーンズの高い安いは、いろんな要素で決まる

桃太郎ジーンズのジーンズの価格は20,000~25,000円が中心です。一般の小売店や格安衣料量販店のジーンズは5000~10,000円ほどですから、2~5倍も高いことになります。

そこで桃太郎ジーンズがなぜ高いかについて、少し考えてみました。

【分析】桃太郎ジーンズの原材料から完成までで見ると価格の内訳

結論を先に言いますと「原材料、道具、職人技など、大量生産とは違うものを使っているから、高い」ということになります。

そこで具体的にその内容を紹介したいと思います。

1.桃太郎ジーンズのためだけのオリジナル企画のデニムを使っている

桃太郎ジーンズはデニム生地につかう糸、糸のもとになる綿から厳選して選んでいます。
桃太郎ジーンズのこだわりの原材料

  • 原綿はジンバブエコットン・・・着心地を追求。もともと高級シャツに使われている原綿。
  • 糸も一から製造・・・ムラ糸の形状など独自のあじが出せる
  • オリジナル・インディゴカラー・・・桃太郎ジーンズ専用に開発。有害な合成化学インディゴ染料は不使用(有害な合成化学インディゴは中国で環境問題に。日本国内の大手企業は無害化して下水へ)。

2.デニム生地づくりや縫製にも特殊な機材。手間もかけている

縫製工場にはデニム生地作りや縫製には入手自体が難しくメンテナンスも大変な機材が並んでいました。また完成度の高いジーンズを作るための手間もかけていました。
桃太郎ジーンズのこだわりの機械、縫製

  • 旧式力織機・重式力織機・・・大量生産に向かない。メンテナンスに手間もかかる機械。ヘヴィーオンスのデニム地を織る。セルビッチ付きのジーンズになる。
  • 本物のネジレやパッカリングを再現するために、ヴィンテージの特殊ミシン(ユニオンスペシャル社製、非常に古く入手困難な上、メンテナンスにもコストがかかる)で縫製
  • 生地の裁断は適量(※大量生産のジーンズは、生地の裁断も大量の生地を重ねて一度に裁断します{裁断時に生地がズレやすくサイズのブレも生じやすい})
  • 同じ一つのデニム生地から1本のジーンズを作る(裁断は専用工場で行われるため、ポケット・胴体部分が別のデニムになってしまう事が多い。微妙な色の違いなど仕上がりの完成度に影響がある)。
  • 縫製に使う糸の種類・太さが豊富。適材適所で替えている。

3.ジーンズ作りの随所に職人技

桃太郎ジーンズにはたくさんの経験と技術が詰まっています。ジーンズの製造過程では職人の存在が欠かせません。
桃太郎ジーンズを作る職人たちの写真

  • インディゴ染色・・・繊細な染料のため技術的に似た色になりがち。オリジナルカラーの製造・使用には、会社や提携工場との長年の経験、技術の蓄積や信頼関係が必要。
  • 織機・・・機械の選別、調整、メンテナンス、ロースピードで織り上げる職人技術
  • 縫製・仕上げ・・・全ての職人がジーンズを完成させられる技術を習得(大規模工場で、担当作業のみを行う場合との違い)。

【Q&A】ジーンズならではの価格

プレミアムジーンズの価格から想像されがちなジーンズのイメージと実際の桃太郎ジーンズについてQ&A形式でまとめました。

【質問】高いから肌触りは柔らかくてすべすべ?
桃太郎ジーンズのジーンズはワンウォッシュ(一度だけ洗ったもの)がほとんどです。出荷前によく洗っておけばノリが落ちて最初の着心地から柔らかくなりますが、一度しか洗っていない桃太郎ジーンズの着心地は、最初はごわごわしています。カッコいい色落ちにはノリが効いた生地のほうが良いことと、洗濯を繰り返すうちに糊が落ちて生地も柔らかくなりますのでゴワゴワしていても大丈夫です。
桃太郎ジーンズの生地は最初は固い
(新品の桃太郎ジーンズは裾が自立します)
【質問】高いから生地の色合いは超均一?
生地の色合いは超均一ではありません。良い意味でムラ感があります。色だけでなく生地表面の凹凸もあります。ビンテージジーンズの再現を目標としているジーンズなので、逆にそこに価値があります。
桃太郎ジーンズの出陣レーベルの生地アップ
(毛焼きという処理を敢えてしていないデニム生地を使用。表面に荒々しさが残る)
【質問】高いから縫製は寸分のずれもない?手間をかけている?
たとえばバックポケットや革パッチの部分などに荒々しい縫目を見ることがあるかもしれません。
桃太郎ジーンズの革パッチの縫目
(一本縫いのため革パッチの左上の縫目が二本に分かれています)
これもビンテージジーンズの再現のための「仕様(敢えてそのようにしている)」です。
【質問】高いから色落ちしない?
桃太郎ジーンズも色落ちします。色落ちしないことより、色落ちは個性が出てきた証として楽しむからです。また、もともとジーンズの染色に使うインディゴは色落ちしやすい染料でもあります。ただ、他のビンテージジーンズと比べて桃太郎ジーンズは色落ちが遅いと言われることもあります。色落ちが好きではない場合は特濃ブルー(出陣カラー)のジーンズを選ぶと良いです。

本当に”高い”のかは、自分の直観で決める

ここまで、「桃太郎ジーンズが高い理由」を説明してみました。しかし、ジーンズが高いかどうかはけっきょく「自分」にとって「何か良いジーンズか」が大事なんだろうと思います。

ある人は買ったときの状態が長持ちする頑丈なジーンズだ!というでしょうし、ある人は最先端のデザインで希少価値が高いジーンズだ!というかもしれません。体にフィットして動きやすいジーンズが良いという人もいれば、何年も履き続けることができて他の人と違う色、形に変化していくのが良いジーンズだというかもしれません。

この点、桃太郎ジーンズは、敢えて言うとヴィンテージデニムの再現に価値を置いていると感じます。

試作のジーンズを何回も穿きこみ「ビンテージデニムの顔」を追及。入念なビンテージデニムの分析により「本物のデニム」を追求した末に生まれたのが桃太郎ジーンズ、とリーフレットに書いてありますし、「10年履ける普段着」というコンセプトからも、長い時間履き続けたときにすごくいい感じになることが大事なんだと思います。

だから、桃太郎ジーンズは穿きこんでいくほどにビンテージデニムの顔があらわれてくる良いジーンズと言えます。

ジーンズはファッションアイテムであり、ファッションの目的は人それぞれです。最終的には自分の好みが大事。自分が「おっ、いいな。」と思ったものをまず履いてみるのが一番です。

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http://www.momotarojeans.com/
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